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賃貸物件の家屋調査は拒否しても大丈夫?

記事イメージ

マイホームでない場合は、アパート、マンション等の賃貸物件に住むことになりますが、運が悪いと、隣の区画で建設工事や解体工事が行われることがあります。

この時、管理会社から家屋調査の協力をお願いされることがあります。

この家屋調査、部屋の中に他人を招き入れることになるので、抵抗を感じるという人も少なくありません。

この家屋調査は何のために行われるのか? また拒否することはできるのかどうかを解説していきたいと思います。

賃貸物件に住んでいて、管理会社から家屋調査のお願いをされた場合の参考にしてみてください。

家屋調査は何のために行う?

隣地で建設工事が行われる場合、騒音はもちろんですが、思いもよらない振動を伴います。

この揺れは結構激しく、震度2~3くらい、もしくはそれ以上の揺れを何回も経験することになります。

そうなると、建物への影響も決して少なくありません。建物が傾いたり、ヒビが入ったりすることも考えられるんですね。

家屋調査は、工事前と後で建物の状況を比較して、問題がなかったかどうか、問題が発生した場合はどこに発生したのかを客観的に把握するための調査になります。

家屋調査は施工会社が委託した設計事務所が行います。

家屋調査は拒否することはできる?

家屋調査はあくまで任意であるため、希望しない旨伝えることは可能です。

賃貸物件であれば自分の家ではないので、「どうせいつかは退去するし・・・」と考えるのは普通ですよね。

しかし、万が一、工事中に部屋に異常が発生した場合は大問題です。

壁にヒビが入ったなどの何らかのトラブルが発生した場合、そのトラブルが建設工事によるものなのか、入居者が起こしたものなのか、客観的に判断することができません。

最悪のケースとして、退去時に修繕費用を負担させられるという可能性もあるんですね。

そのため、万が一のことを考えると、家屋調査には協力しておいた方が無難といえます。(面倒ですけどね・・・)

家屋調査は具体的にどんなことをするの?

設計事務所により内容が異なる可能性がありますが、以下のような内容で記録を撮ります。

作業員は2人で、1Kの広さであれば、作業時間は約20分ほどです。

建物の傾きを調べたり、1人が(日付等を記入した)小さな黒板を持って、もう1人が部屋の角などを(黒板込みで)デジカメで撮影していきます。

キッチン、トイレ、浴室、ベランダも撮影します。

プライバシー的に入って欲しくないところは拒否することもできるので、その場合は遠慮なく作業員に伝えましょう。

他人を家に入れることに不安を感じることがあるかもしれませんが、筆者の場合は、丁寧な対応の作業員で何の問題もありませんでした。

当たり前ですが料金はかかりませんし、行っておいた方が気持ち的にも安心だと思います。参考にしてみてくださいね。